メルボルンで日本語教師養成講座を受けてみた
日本語教師になるための学校に通っていました。
なんと3ヶ月という短期コース。
3ヶ月でいいんや!すごい!と思ってたんですが、
甘い道のりではなかった。。
今回はそんな日本語教師養成講座の話を
まとめてみました!
【受けようと思ったきっかけ】
こっちで出会ったオーストラリア人の友達に
日本語について聞かれることがありました。
しかも、答えられない。
特に格助詞といわれるコイツ↓
「どこに会いますか?」と言われて
「どこ で だよ 」
「なんで???」
いやなんでって、知らんがな
せっかく自分は日本語が話せるのに、、
なんとか教えてあげたい!
と思ったのがひとつと
あとワーホリ残り4カ月、なにか残したい!
そんな気持ちもあり
急いで色々と調べました。
【日本語教師になれるのか?】
ざっくり情報
日本国内でなるには
・大卒と420時間のこの講座を受ける
・日本語教育能力検定試験合格
・大学で日本語専攻
いずれか該当すればokみたいな感じでした。
(場所によっては四大卒不要だったり、
日本の告示校で働くには日本で決められている学校で講座を受けないといけないとか色々あるのでお調べくださいw)
とりあえず受ければなれるかも!
ということで
メルボルンでおそらく唯一ワーホリでも
講座が受けられるJapaneasy さんへ!
Japaneasyさんのホームページはこちら
お金もないので
正直通信教育とも迷っていました。
でも学校に通って正解!
いつでも質問ができる環境と、
先生とクラスメイトと
たくさんの情報がシェアできること。
これが私の中で大きかったです。
そして始まる怒涛の3カ月。
日本語漬けの日々。。
【午前中はとにかく座学】
午前はがっつり座学です。
のための勉強でもあるのですが、
日本語を教える上で必要な知識
・文法や発音
・異文化の理解や言語習得の過程
・教育法やその歴史
などなど 勉強。
講義も会議も眠ってきた私。
めっちゃ眠くなりそう、と思ってたんですが
これがめちゃ楽しい授業で全然眠くならず!
日本語や日本語学習者についてたくさん学べたことはもちろんですが…知らないことが多すぎて、毎日知識が増えていくのが嬉しかったです。
【先生たちがやはりプロ】
先生たち若いし、なんかいけてる系wの人たちなのに、
どういう生活してきたらその知識量なの?
というくらい日本語・教育のプロでした。
たまに漢字忘れたり、簡単な漢字に振り仮名ふってくれますw
全く知識のない私たちでもわかるように、目線を合わせてくれる授業。
自然と質問もしやすい環境にしてくれるし、
集中力切れかけた時に少し休憩や雑談してくれたり…先生たちの力でわたしたちは毎日長時間勉強が出来たと思います。
なんか社会の荒波を少し経験したアラサーにとっては優しい先生がとても嬉しい。
【午後は実践!】
午後は、実際にどう教えていくのか?という実践講座。
自分たちで模擬授業もしたりしました。
日本語話せない設定でクラスメイトの
模擬授業を受けたりします。これも楽しい
楽しかったんだけども、
授業を作ることがどれだけ大変なのか
本当に身をもって実感。
1時間の授業作りに費やす時間が長すぎて、
クラスメイト全員一回死にかけました。
みんなそれぞれ個性の塊で、
わりと普通のことしか出来ない私にとっては
自信を失う日々の連続でした。
でも、みんなも同じように自信がない中やっていて、毎日励ましあって。先生は絶対に良いところを拾って褒めてくれて。
個性豊かな授業が見れる自分はラッキーだ
と思うようになって、乗り越えられました。
もちろん板書も自分で考えて実践。
とにかく授業作りが本当に大変でした。
仕事もしてたのもあって、通学途中も作成に追われる日々。
でもこの努力がきっと就職してから生かされる!と信じたい。
【実際の生徒に教える実習も】
そしてなんと模擬ではなく本当の生徒さんに実習もさせてもらえるんです。
なかなか計画した授業通りに進まないことも体感できました。
【先生の授業が見学できる】
生で先生の授業を計6時間分くらい
がっつり見せてもらえます!!
午後で教え方は学ぶものの、
授業見たことないと正直分からないことだらけです。なのでこれは本当にありがたかいです。
あまり見学させてくれる学校は少ないらしいので、Japaneasyさん選んで良かったと思った理由のひとつです。
【卒業!】
泣いたー。大学卒業より泣いたー。
いつもモチベーション高めてくれる先生たちも
良いところを褒めて悪いところはみんなでどうしたら良くなるか考えてくれるクラスメイトたちも、そして学んだすべてのことも本当に財産!
【まとめと迷ってる方へアドバイス】
日本でもたくさん学校あるし、
貴重なワーホリの期間で行かなくても…と
思っている方もいるかもしれませんが
私はメルボルンで通って良かったと思います。
実際に学習者に教える機会もあります。
(オーストラリアは特に英語圏だと日本語学習者が多いです)
これは日本に戻ってからも少しでも経験値になるし良いと思います。
それと私は英語まだまだビギナーなのですが
今回学校で日本語の文法を学んだり、
英語で教える方法を少し学んだりすることで
英語の勉強もわかりやすくなったと感じています。
あと個人的には、語学学校に行ってから
養成講座に通うのがおすすめです。
やっぱり第二言語を自分も実際に学校で学んでみたほうが、教える側になったときに生徒の気持ちが考えやすいと思います。
とりあえず
迷っているなら是非行ってほしいと思います。
めっちゃ長くなりましたが
それくらい濃すぎる3ヶ月でした!
クラスメイト、先生、
応援してくれた家族と友達にも感謝!